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横浜・村田浩明監督(右)と握手する市和歌山・半田真一監督=2025年3月17日午前9時12分、阪神甲子園球場、寺沢尚晃撮影

 第97回選抜高校野球大会に出場している市和歌山は19日の第2試合(午前11時30分)、横浜(神奈川県)と対戦する。両監督に戦いの進め方などについて聞いた。

 ――相手チームの印象と、注目している選手は。

 横浜・村田浩明監督 石山、森本、川辺が打撃の中心で、主戦の土井は緩急自在だ。近畿の素晴らしいレベルの高い対戦相手と戦ってきている。喜びとともに、少し警戒をしながらやっていきたい。

 市和歌山・半田真一監督 今回の選抜大会で最も注目の学校。昨秋の明治神宮大会でも見事優勝している。完成度の高い選手がそろっているが、特に織田、奥村の2人は高校野球でもトップレベルだ。

 ――自チームのキーマンは。

 半田 私たちは派手な野球ができない。投手がしっかりゲームをつくり、守りから攻撃につなげていくような粘りの野球をやっていきたい。主将の川辺が気分よく試合に入れるように準備したい。

 村田 春にさらにレベルアップしたい。個人的な名前は挙げたくない。全員が練習で成長した姿をみんなに見せたい。

 ――試合展開は。

 村田 先手必勝という形でずっとやってきた。先攻後攻どちらでもやるべきことを徹底してやっていきたい。

 半田 相手は高校野球のトップレベルのチーム。前半で引き離されず、やるべきことをしっかりやりながら、後半に持っていきたいと思う。そういう中で少ない勝機を取りにいきたい。

 ――初戦への意気込みを。

 半田 横浜はファンに注目されている。皆さんに勇気と感動を与えられるような試合ができたらと思っている。

 村田 初戦は最も難しく、何が起こるかわからない。残り少ない日数の中で、準備できる部分をしっかり笑顔で野球ができれば。

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